活動報告
2025年2月24日
活動報告令和6年度在宅歯科医療推進対策事業研修会 「令和6年度介護報酬改定~歯科が関わる介護保険~」
**令和6年度在宅歯科医療推進対策事業研修会***「令和6年度介護報酬改定~歯科が関わる介護保険~」
日時: 1月19日(日) 10:00~12:10
場所: いきいきプラザ島根 402研修室(ハイブリッド)
コース名: 特定コース
講師名: 歯科の居宅療養管理指導研究会
代表 歯科衛生士 佐古 真穂美先生
参加人数:合計 28名(内訳)会員 22 名
会員外(歯科衛生士 5名 歯科医師 1名 )
今年度も島根県から在宅歯科医療推進対策事業の委託を受け、在宅歯科医療を含む、地域における歯科医療等の推進に向けて歯科衛生士の人材育成を図ることを目的に研修会を開催した。
令和6年4月の介護報酬改定では、利用者のお口の健康状態の評価と維持のため、介護保険施設や介護サービス事業所と歯科医院の連携が求められている。
歯科が関わる介護保険について、居宅療養管理指導、口腔衛生管理体制の基本業務、口腔アセスメント業務、今年度新設された口腔連携強化加算、在宅歯科医療連携加算2等についてとてもわかりやすくご講演いただいた。令和6年度の改定では、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護医療院の口腔衛生管理体制が基本サービスとして義務化されたことに加え、特定施設では令和9年度の基本業務化に向け、歯科医院への専門職による適切な口腔衛生管理の依頼も増えてくるだろうと感じた。
受講後のアンケートでは
・保険点数改定後の算定方法や詳細など詳しく教えて頂き、勉強になった。
・日常業務と重なって納得できる部分も多く、参考になった。3年後に義務化されるBCP等についても、持ち帰ってチームに共有し準備していこうと思った。
・歯科医院や歯科衛生士が介護サービス事業所と様々な文書で明確に記録し共有し合うことの重要性がわかった。
等の感想があり、参加した全員が満足したとの回答だった。一方で、今年度新設された加算について「理解できた」者の割合は、他に比べ低い結果となった。
在宅や施設などの介護現場の利用者によりよい口腔衛生管理サービスが提供できるよう、書類の記録による情報共有から始まる多(他)職種連携や協力の重要性を感じた研修会だった。 【報告者 吉田 一美】