活動報告
2025年2月24日
活動報告歯科衛生士離職防止研修会「ペリオドンとロジーの習得・スキルアップしよう ~医療面接と歯周基本診療の理解とSRPのトレーニング~」
***歯科衛生士離職防止研修会***
「ペリオドンとロジーの習得・スキルアップしよう
~医療面接と歯周基本診療の理解とSRPのトレーニング~」
日時:7月28日(日)10:00~15:00
場所:島根県歯科技術専門学校 基礎実習室2(午前:ハイブリッド 午後:集合型)
コース名:臨床研修コース 歯周治療の基本技術
講師名:株式会社デンタルタイアップ
歯科衛生士 畠山 知子先生、杉原 未佐子先生
参加人数:合計40名
(内訳)会員12名 会員外(歯科衛生士24名 学生4名)
昨年度一昨年度に続き、デンタルタイアップより講師をお招きし講義と実習を行った。毎年恒例の開催となり、受講者も年を重ねるごとに増加し、特に実習は定員を上回る申し込み状況であった。
講義では、1年生の学生が参加したことに配慮いただき、歯周病発症の細菌をはじめとした危険因子や全身疾患との関係等についてわかりやすい言葉で説明していただいた。また、医療面接での聴き取りでは、患者さん一人一人の価値観を聴き取ることによって、その人との信頼関係が構築され、患者さんの治療へのモチベーションにつながることをお話しされた。
基本治療時でのセルフケアの確立や、生活習慣の改善をアプローチすることが歯科衛生士の重要な役割であり、寄り添ったセルフケアを提案することの大切さを改めて感じた。
ハンズオンセミナーでは、SRPの効果的なテクニックを学び、個々それぞれに合った指導により不安解消につながっていた。
アンケートから、満足度および活用度ともに高い結果となった。今回は会員外の受講者が多く、また20~30代の若い世代が約65%あり、学びたい意欲の高さを感じた。今後も引き続き学びの場を企画し、歯科衛生士のスキルアップを図っていきたい 。
【満足した理由について(アンケート結果抜粋)】
<午前の部>
・医療面接での聴き取りのポイントがわかった。
・歯周組織の病理的な理解があることにより臨床でどのようにアプローチしたら良いか考えることができた。
・歯周病の説明やセルフケアの意識付け、その人の目的に合った商品説明などの大切さを学び、それらを頑張っていこうと思った。
・学生だが、「患者さんの価値観に合わせた言葉をかけてあげる」というのがとてもよい学びとなった。
<午後の部>
・余計な力を入れないで効率よくできるスケーリング方法を学べた。
・SRPの手技がかなり自己流になっていたので、基本に還ることができた。
・苦手な部位のキュレットの使い方を再確認できとても勉強になった。
・個々に指導して頂けてとても良かった!
【報告者 曽田裕子】