活動報告

2025年2月24日

活動報告令和6年度歯科医療従事者人材確保対策事業「歯科衛生士応援セミナー」

***令和6年度歯科医療従事者人材確保対策事業「歯科衛生士応援セミナー」***


「働きたい、働き続けたい、歯科衛生士の働く場とキャリアアップ」

日時:12月22日(日)10:00~12:00
場所:いきいきプラザ島根401研修室(ハイブリッド開催)
コース名:リフレッシュコース
講師名:公益社団法人日本歯科衛生士会  副会長  久保山裕子 先生
参加人数:合計17名 (内訳)会員歯科衛生士16名、会員外歯科衛生士1名

島根県から歯科医療従事者人材確保対策事業の委託を受け、歯科衛生士の現状やキャリアラダー、中堅期での人材育成能力等を知り、自分自身の価値を高めることを目的に研修会を開催した。
久保山先生には、行政、歯科診療所、病院、高齢者施設勤務のそれぞれの働く場において歯科衛生士が今の時代に求められていることを病院、学校、行政等の勤務でのご経験や知識を盛り込み詳しくお話いただいた。わかりやすい資料に加え、職域ごとにエッセンスがちりばめられており参加者は随所でメモを取っていた。これらを踏まえて多職種と連携して仕事を進めることが重要であり、幅広くなってきた歯科衛生士の生涯学習について触れられた。
現在、日本歯科衛生士会では患者さんに信頼される歯科衛生士のために認定歯科衛生士制度があるがこれからは「卓越した実践能力」「指導力と連携力」「研究貢献」の3つの力を併せ持つ専門歯科衛生士制度を検討中であると情報提供があった。
最後に、各自が自分の置かれた立場や業務でのキャリアステップを明確にしていくために目指すところや後輩を育てる人材育成も含めてイメージをし、ラダーを作ってみたがあちこちで「なかなか難しい」との声があがっていた。
受講後アンケート結果から全ての参加者が満足したと回答した。今回、改めて人生100年時代に向かっての多職域の歯科衛生士の業務内容の拡大を知り、また、他職種のようにキャリアラダーを構築することが個人の成長意欲や職務への考え方等につながればと思った。
【満足した理由について(抜粋)】
・自分のキャリアプランを段階的に具体化して考えたことがなかったので、専門的に自分はどうなりたいかを考えるきっかけになった。
・今の自分の位置と他スタッフそれぞれの位置を明らかにすることで業務の配分がしやすくなる気がした。
・病院でラダーの構築をしているところ。他職種の状況を踏まえて作成に取り掛かったが、少し方向性が見えてきた。
・自分の働き方や歯科衛生士として必要とされている分野を考えていたので、とても勉強になった。学べる所があることや周りの職と連携することが大切だと知り、心強く感じた。               
 【報告者 安部美智野】


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