活動報告

2023年11月29日

活動報告***新人歯科衛生士離職防止研修会***

講演 「ペリオドントロジーを学ぶ」


演習 「ハンドスケーラーのインスツルメンテーション&シャープニング実技研修」
日時:9月3日(日)09:50~15:00
場所:島根県歯科技術専門学校(午前:ハイブリッド、午後:集合型)
コース名:臨床研修コース歯周治療の基本技術
講師名:株式会社デンタルタイアップ
歯科衛生士 畠山知子先生・宮本麻美先生
参加人数:合計30名 内訳:会員14名、学生部4名 
会員外歯科衛生士12名


昨年度に引き続きデンタルタイアップから講師をお招きし講義と実習を行った。
はじめに近年の診療報酬の特長として、全身疾患を意識した対応から医科と歯科の医科歯科連携も保険点数が設けられていること、また高齢者や小児の口腔機能管理について話された。歯科医院での歯科衛生士が関わる歯周治療の継続管理ではP処、SPT、P重防について病態を整理しながら話され、それに伴う治療計画の共有、業務記録の資料管理(単純化)の大切さについて学んだ。診療報酬点数の算定ルールを学び、実際の内容を振り返り見直すことができた。
また、患者さんに寄り添うセルフケア指導では、時代の流れに沿って「歯科が関わる事、またプラークコントロールする事がいかに人生を豊かにするのか」を共通用語にしたいと熱くご講演いただいた。
午後の実習ではSRPの基礎技術の他、過去に受講した方は難易度の高い臼歯部でのトレーニングを行なった。歯石をきれいに取りすぎるあまり歯質を傷つけてはだめだという基本的なことを再認識することができた。
新人歯科衛生士離職防止研修会ということで、会員、会員外含めて参加者の約8割強が20~30歳代の若い方だった。アンケート結果から、講演、及びハンズオンセミナーの満足度や活用度は高い評価を受けた(図1,2)。「再度同じ内容で来年度も受講したい、寒天アルジネート印象の実技も学びたい。」との感想もあり、現場に出たからこそ改めて学びたいという気づきができたのではないかと思う。来年度も新人歯科衛生士離職防止研修会を企画して歯科衛生士のモチベーションアップにつなげたい。



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