活動報告
2023年3月18日
活動報告***R4年度 災害歯科保健研修会***
日時:11月13日(日) 10:00~12:00場所:出雲市民会館 302研修室
コース名:リフレッシュコース 災害支援活動 2単位
講師名:一般社団法人島根県歯科医師会 情報管理・危機対策部 理事
上田歯科医院 院長 上田 雅康 先生
参加人数:合計 26名(内訳)会員(歯科衛生士 26 名)
島根県における災害時下の医療救護体制について、また、阪神淡路大地震や東日本大地震時での災害発生後からの島根県歯科医師会の先生方の支援活動の動きを、時系列に沿ってリアルなスライドを交えてわかりやすくお話しいただいた。被災者の「食べる」ための支援者として、日本災害歯科支援チーム(JDAT)の一員として求められる歯科衛生士の役割も理解できた。
サイコロジカルファーストエイド(PFA)の動画では、深刻なストレス状況にさらされた被災者の方々への接し方を紹介いただいた。話を「聞く」ことはただ情報を得ることではなく、目・耳・心をもって相手の話に集中して思いやりを持って聞く、ということがわかり、その姿勢は日常生活や臨床の場面にも活かせることであり、実践したい内容であった。
研修会後のアンケートでは全員が満足し、今後に活用できると回答していた。
島根県では震災のような大規模災害の発生はないが、近年集中豪雨に伴う河川氾濫等の発生もあり、また島根原発が県庁所在地にあることから、万が一の有事の際を踏まえ広域避難訓練も実施されている。いつ自分が支援者だけでなく受援者の立場になるか可能性をシミュレーションしたことにより、災害を自分事と捉えることができた。
今後も継続した学びや、実習を伴う研修の場の提供などの取り組みをすすめ、資質の向上に努めていきたい。